壺井重治遺書
いよいよ時が参りました。5月早々を命日とご覚悟ください。必ず成功をと、一層決意を固めております。若輩の身に皇国の安危を背負い、光栄と感激に胸を躍らせつつ、一機一艦を屠るべく元気で出発いたします。写真の大きいのは黒枠用に願います。
(辞世)
若桜嵐の中に散りゆくも
再び咲かす 靖国の花
必殺と雄叫びしつつ 我は今
敵艦目指して花と散りゆく
(一部仮名遣いと漢字表記を改めている)
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